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ISO9001:2015を認証取得しています。 |
製造業の企業価値向上ポータル |
最近はPO加硫製品の要求が多くなってきました。それは、顧客のニーズが高くなってきた為です。殊に銅製品に接触するパッキンは硫黄加硫では腐食が生じます。又、ゴムの汚染移行や耐熱、耐老化はPO加硫に比べれば劣ります。下記に長所短所を明記しています。当社はPO加硫のパッキン、異型成型品、金属との焼付け等を長年行ってきました。今迄、下記の条件でゴム製品に困っていましたら、是非、相談してください。 |
長所 | 適用例 |
1. 耐熱老化性、耐圧縮永久ひずみ性が優れる。 | 自動車用部品など。(シール材、ホース、防振ゴム) |
2. 飽和ゴムを含めてほとんどのエラストマーの架橋が可能。 | EPM、HNBRなど。 |
3. 汚染性が少ない(金属、塗膜、プラスチック)。 | 電線、ホース類など。 |
4. 電気絶縁性が高い。 | 電線、ホース類など。 |
5. 加硫ゴムの安全衛生性が高い。 | 食用品、医療用ゴムなど。 |
6. 加硫ゴムの透明性が高い。 | 透明靴底など。 |
7. スコーチの危険性が少ない。 | 高温高速加硫に適する。 |
8. 加硫時間が短い。 | 高温高速加硫に適する。 |
9. 共加硫性が良い。 | EPDM/ジエンゴム系、EPDM/HNBR系の共架橋剤として有効。 |
短所 | 対策例 |
1. 加硫調整が難しい。 | パーオキサイドの選択、あるいはスコーチ防止剤の併用。 |
2. 伸び、引裂抵抗が小さい。 | 共架橋剤の選択。 |
3. 動的特性が悪い。 | 共架橋剤の選択。 |
4. 酸素の存在化での架橋が困難。(熱空気加硫、直接蒸気加硫ができない。) | 新しい配合処方。 |
5. 臭気が強い(特に、DCP) | 新しいグレード。 |
6. プルーミングしやすい(特に、P) | 新しいグレード。 |
7. I I Rが架橋できない。 | 新しい配合処方。 |
8. 配合コストが高い。 | 高充てん配合。(架橋阻害が問題。) |
9. ハンドリング、貯蔵が難しい。 | 希釈タイプを使用。 |